20年勤めた仕事を辞め、新しい生活をスタート

20年間の公務員生活で、仕事のやりがいとプライベートのバランスに違和感を覚え始めていました。そんな中、両学長の存在を知って「今よりも一歩自由になる」という言葉に触れて、とても素敵だなと思いました。「ガンガン働いてお金を得るよりも、夫婦の時間やそれぞれの人生を大事にした方がいい」。妻と相談していく中で私の考えも固まり、主夫になることを選びました。

趣味として始めた野菜づくり

近くに住んでいる親は、家庭菜園より少し大きめの畑で野菜を育てていました。私は主夫になってから、何か趣味になることを見つけたいと思っていましたし、親は体力的に農作業をするのが厳しくなりつつあったので、趣味も兼ねて野菜づくりを始めました。季節ごとの旬の野菜を育てながら、当時は充実した日々を送っていたと思います。

人とのつながりを求めてリベシティへ

しかし半年ほど経つと、仕事関係の友人との付き合いが減り、寂しさを感じるようになりました。そんな時、リベシティでは活発な交流が行われていることを知り、社会資本（社会における人間関係のネットワークやコミュニティ）を充実させたいと考えて入会を決意。名古屋の提携オフィス※ができたことをきっかけに、オフラインでの交流を始めました。既にリベシティで活動されている方々が温かく迎えてくれて、交流の楽しさにハマっていきました。

※非公式オフィスを運営している会員と、リベシティが提携して運営していたオフィス。現在は名古屋公式オフィス設置に伴い終了しています。

ファーマーズマーケットで自家製野菜の出品に挑戦

2023年3月にリベシティファーマーズマーケットが開設された時、リベシティで知り合った友人から「野菜を売ってみたら？」と声をかけられました。そもそも私は農家ではないので、声をかけられるまでは「売る」という発想がなく、近所の人や知り合いなどに無料で配る程度でした。しかも商売の経験もまったくなかったので、この野菜が売れるのか、どうやってやり取りすればいいのか、と不安でいっぱいだったのを覚えています。でも、両学長の「無料はあかん」「とりあえずやってみなはれ！」という言葉に触発され、自分の野菜に価値をつけて出品してみることにしました。

引用元：リベシティファーマーズマーケット　※運営にて一部抜粋

リベシティの仲間たちのサポート

はじめは商品写真や梱包など分からないことだらけでしたが、購入者や同じく出品されている農家の方のフィードバックを活かし、質を高めていきました。また「苦手は人に頼れ」という両学長の言葉を実践し、スキルマーケットMeetsで菜園や野菜の撮影を、スキルマーケットOnlineでサムネイルのデザインを依頼。リベシティの仲間たちの力を借りることで、商品の見せ方を大きく改善することができました。

野菜の輪は全国に広がった

引用元：リベシティファーマーズマーケット（商品レビュー）　※運営にて一部抜粋

徐々に口コミが広がり、北海道から沖縄まで全国から注文が入るようになりました。これまでに90人以上の方に買っていただき、ありがたいことに、たくさんの方に支持していただけるようになりました。右も左も分からなかった頃に比べると、大きな変化ですね。2024年10月以降は道の駅での販売や近所のカフェでの委託販売も開始しました。リベシティで出会った「とりあえずやってみなはれ！」という考え方に励まされ、今も新しい挑戦を続けています。

読者へのメッセージ

私も最初はチャットを見ているだけでしたが、一歩踏み出して交流や出品をしてみると、想像以上に温かいコミュニティでした。私の場合は野菜づくりをきっかけに、人とのつながりや新しいチャレンジができました。苦手なことがあっても必ず助けてくれる仲間がいるので、まずは自分のペースで参加してみてください。